沖縄基地問題打開に向け訪米

DSC00002_convert_20111018120447.jpg     
 私は、超党派議員団の団長として自民党の佐藤正久議員(参議院外交安全保障委員会理事)、民主党の大野元裕議員(参議委員内閣委員会理事)を伴って10月11日から13日にかけてワシントンを訪問いたしました。 
 
繝槭こ繧、繝ウ_convert_20111102125242 繝ャ繝薙Φ_convert_20111102125159
(上段;マケイン議員、下段;レビン議員)

   11日は、共和党の重鎮で2008年のアメリカ大統領選挙で共和党の大統領候補として指名を受けオバマ大統領に惜敗したジョン・マケイン上院議員、米上院軍事委員会委員長のカール・レビン民主党上院議員と更にはカリフォルニア州選出の日系のマイク・ホンダ下院議員と会談いたしました。
 
(ホンダ議員)
DSC00004_convert_20111018120940.jpg  

   翌12日は、米外交政策に影響力を持つ米外交問題評議会(CFR)のシーラ・スミス女史(上級研究員)、国防省の東アジア担当のマイケル・シファー国防次官補代理、米上院軍事委員会・東アジア・太平洋地域小委員長のジム・ウェブ民主党上院議員、ブルッキングス研究所・外交政策研究部長のマイケル・オハンロン博士、上院最古参の87才上院議長格の日系のダニエル・イノウエ米上院議員(大統領継承順位第3位)、昨秋までオバマ政権の安保担当補佐官を務めたジェームズ・ジョーンズ氏と、夕刻にはノーマン・ミネタ元運輸長官とも相次いで会談いたしました。両日とも、通訳なしでお互いに本音をぶつけ合う有意義な会談となりました。 

(ウェブ議員) 
繧ヲ繧ァ繝棒convert_20111102125420 繧、繝弱え繧ィ_convert_20111102125330 
(イノウエ議員)

   今回の訪問に至る経緯は、レビン、マケイン、ウェッブの3人の上院議員が今年5月、上院の公聴会で日米両政府が合意している現行の辺野古計画を「非現実的」「機能しない」「費用がかかりすぎる」と断じて埋め立てを取り止めて普天間基地を嘉手納へ統合することを国防総省に提案いたしました。
 私は、直ちに3人の上院議員の提案に賛同して参議院の外交防衛委員会でこの問題を取り上げ、当時の北澤防衛大臣に対し、現実を直視しようと政府を追及いたしました。沖縄基地問題は最大の政権課題で最大の難問でもあります。1995年橋本内閣以来、9人の総理が交代して16年間未解決のままで今でも迷走しているのです。いつまでもこの問題を引っ張るわけにはいかない。二国間の合意を実行するにはあと少なくとも10年はかかり、このままでは普天間の固定化につながるのです。
   米議会に影響力のある上院院議員が提言されたことを真摯に受け止め、抑止力低下につながらないよう極東米軍の再編を求め、嘉手納基地統合でも騒音が増えないよう地元住民に配慮する措置を思い切ってとるべき時期で今であると、確信いています。私の参議院外交防衛委員会での質疑の記録は既に私のホームページのブログに掲載しておりますが、この私の日本国会での質問が米国議会でも注目され今回の訪米となりました。
 今、最も重要なことは普天間に固定することなく米上院の提案を奇貸として事態を動かすことにあります。米国も財政的に最悪の状態にあり、日本も東北大震災の復旧のために多大な支出(1・2・3次補正予算16兆円)に直面しています。両国を巡る環境の変化を踏まえながら、沖縄県民の方の心を理解し、負担軽減と同時に安全保障上の要請の維持に向けた実質的な新しい動きをしなければなりません。
また、東シナ海における中国海軍の台頭もあり、米軍が東アジアから撤退しつつあるという間違ったメッセージを与えることなく新たな発想のもとに二つを一つにする統合案の実現に向けて動く最後のチャンスであると私は確信いたして居ります。
   帰国後、直ちに藤村修官房長官を総理官邸に訪ね、私が感じた米側の感触を伝えましたが、今後、野田総理をはじめ関係閣僚とも協議して事態の打開のために努めたいと思います。

              *************************

(追記)それにしても、米議会人の高年齢、それでいて堂々として活動している姿に感銘しました。議会での存在感は絶大ものです。それに比して我が国はどうでしょうか・・・。イノウエ上院議員(87才)、ミネタ元運輸長官(83才)、レビン上院議員(77才)、マケイン上院議員(75才)、ホンダ下院議員(70才)他多数活躍中。